当たり前だが、良い家具は値段が張る。だけど、せめてひとつでも部屋の風景の中に名作があるなら、どんな気持ちで目覚められるだろうか。そんな空間を彩る、時代を超えて愛される一品をご紹介。
今回の憧れの名品は「柳宗理 ステンレスカトラリー」。
お気に入りだと言えるスプーンやフォークはありますか?気付いたら、いつも同じものを使っている。無意識にひいきにしている、そんな食器が必ずあるのではないでしょうか。
とにかく食べやすさ、持ちやすさ、使いやすさに拘って創られている、このカトラリー。デザイナーの柳宗理さんは、全ての形をゼロから創出しています。デッサンから始まる一般的なデザインプロセスとは異なり、実際にデザインする者たちも使用感を試しながら制作するのだそう。人間の手に馴染む形状を追求して作られているからこその、あたたかな使い心地があります。また、ステンレス素材のマットな仕上げが日常使いにぴったりです。
カトラリー1つでそこまで何かが変わる?と思う方もいるかもしれません。ぜひ一度、このスプーンをいつものカトラリーに紛れ込ませてみて。言葉にせずとも、家庭の人気者になること間違いなしです。