現代版、惚れ薬”?「バイオレットフィズ」Vol.1【金曜日のカクテルレシピ】

毎週金曜に、とっておきのカクテルをひとつご紹介する本連載。カクテルのユニークなひとつひとつの名前には、想像力豊かでポエティックな世界が広がっています。実際に飲むのは苦手という人でも、その優雅な世界観に浸るもよし、お酒好きの方は新たなチャレンジとしてお店で実際に体験するもよし。まるで一つの芸術品のようなカクテルの世界を覗いて、いつも金曜をちょっぴり優雅に過ごしてみませんか。

バイオレットフィズ

「飲む香水」とも言われる、パルフェタムールというリキュールをベースにして作るカクテル。美しいスミレ色の一杯は芳醇な香りと、さっぱりとした味わいで軽やかな口当たり。アルコール度数も低いことからお酒が苦手な人でも気軽に飲むことができます。

バイオレットフィズというカクテルの名前は、スミレのリキュール「パルフェタムール」に由来しているんだとか。直訳すると、バイオレット=「すみれ」、フィズ=「カクテルの種類(製造スタイル)」お酒と柑橘系の果汁、砂糖をシェイクしてタンブラーに注ぎ、炭酸水で満たしてつくるカクテルのタイプを「フィズ」と言います。パルフェタムールはフランス語で「完全なる愛」を意味し、18世紀のフランスでは「惚れ薬」とも囁かれていたのだそう。ロマンティックなこの一杯は、特別な夜の惚れ薬になるかもしれません。

レシピ

・パルフェタムール 45ml
・レモンジュース 20ml
・シュガーシロップ 2tsp
・ソーダ 適量